一般

シドニー北西部でヘリコプター墜落、5人が奇跡的に生還

 【シドニー1日AAP】1日午後1時ごろシドニー北西部アーケーディアでヘリコプターが墜落し、現場に駆けつけた人々が負傷者5人の救出にあたった。墜落したヘリコプターは、バンクスタウン・ヘリコプターズ社所有のベル・ジェットレンジャーとみられている。

 パイロットとみられる36歳の男性は軽傷を負い、ウェストミード病院に搬送され、容態は安定している。その他30歳代男性4人は重傷を負っており、ウェストミード病院とリバプール病院に空輸されている。このヘリコプターは、30歳の誕生日を祝うパーティ中に墜落したものとみられている。

 現場付近にいた人々がヘリコプター内から負傷者3人を引きずり出して救出した。近所に住むマット・ヤングさんは「大きな衝突音が聞こえ、沈黙があった後に叫び声が聞こえました」と事故当時の様子を語っている。別の目撃者マーク・ドライバーさんは「ヘリコプター内は血まみれで、1人の男性は墜落直前にヘリコプターから飛び降りて私道上に落ちました。彼は身動きしませんでした。別の男性は全身血まみれで、ヘリコプターの残骸の外に立っていました」と語っている。

 イーストウッド警察のダンカン・エディントン調査官は、事故原因はまだ明らかになっていないと述べており、「専門員が事故を調査中であり、オーストラリア運輸安全局(ATSB)と協力して調査を行っている」とコメントしている。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら