【シドニー2日AAP】3月2日はクリーン・アップ・オーストラリア・デーで、オーストラリア各地のボランティア80万人がゴミ拾いをした。
イアン・キールマン議長は、今年のゴミの量は昨年よりも3%減少し、環境に対する国民の意識が高まっていると語った。
全国6000箇所以上で収集されたゴミ7200トンのうち、3分の1以上がリサイクル可能なアルミ、ガラス、スチール製の空き缶やビンだった。この事実はリサイクル率を上げるための飲料容器の払い戻し制度の導入を促進することになった。
キールマン議長は、SA州の払い戻し制度を例に挙げ、その効果を語った。「SA州のリサイクル率は他州の2倍。同州の公園、ビーチ、道路は著しく美しくなり、飲料の容器はほとんど見られない」とキールマン氏。最近、SA州では飲料の容器1つに対する払い戻し額が10セントに引き上げられた。
またキールマン議長は、SA州政府が2009年1月1日から全州で初めてプラスチック袋の使用を禁止する予定であることを発表し、同州政府の努力を称えた。マイク・ランSA州首相は「我々はプラスチック袋の使用を反対してきた。全国的に一貫した方針がとられなくても、我々はこの姿勢を貫く」と語った。