【シドニー6日AAP】昨年10月、シドニーの住宅の庭で水まきをしていた男性が、水の使用制限を無視していると勘違いされて、男に殺害されるという事件があった。6日にこの事件の裁判が行われ、犯人の保釈が認められた。
NSW州最高裁判所で6日に行われた裁判で、ピーター・ヒドゥン裁判官はトッド・ムンター被告(37)に8万ドルの保釈金を命じた。昨年10月、ケン・プロクターさん(66)はシドニー南部のシルバニアにある自宅の庭で、法的権利を得たうえで水を使用していたにもかかわらず、それを知らなかったムンター被告が、プロクターさんを「バカな老いぼれ」呼ばわりした。これに対してプロクターさんが同被告に向かってホースで水をかけたため争いとなり、被告がプロクターさんの顔面に殴りかかり、地面に押し倒してけるなどした。
6日の裁判で、ヒドゥン裁判官はムンター被告を条件付きで保釈することを許可した。条件の中には、ムンター被告がカリンバにある両親宅に居住することや、被告の両親がそれぞれ4万ドルの保証金を支払うこと、被告は毎日警察に連絡を入れること、シルバニア地区には立ち入らないことなどが含まれている。