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ミルジューラ衝突事故 被告に最高10年の禁固刑 被害者の父、判決を非難

 【シドニー1日AAP】VIC州北西部のミルジューラで2006年2月18日、トーマス・トール被告(36)が運転していた車がティーンエイジャーのグループに猛スピードで突っ込み、6人が死亡、4人が重傷を負った事故で、31日、トール被告に最高10年の禁固刑が言い渡された。トール被告は事故発生時、4歳の息子を膝に乗せて運転していたとされる。

 トール被告はすでに2年間拘留されていたため、5年後に仮釈放される可能性がある。これを受け、事件の被害者2人の父親、テリー・ハースト氏はトール被告に交通違反など多数の前科があり、陪審員がこの事実を知らされていれば、判決は全く異なっていただろうと主張した。

 同被告は数々の交通違反を犯しており、1991年から2003年で法廷に40回出廷し、禁固刑を3回受けている。

 ハースト氏は、被告は被害者1人に対して5年の刑を受け、合計で30年ぐらい投獄されるべきと語った。

 トール被告の弁護士は31日、被告は判決を不服とし、上訴する意向を示しているとした。

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