【シドニー14日AAP】ネットワーク・テンは14日、8年間放送してきたリアリティー番組「ビッグ・ブラザー」の番組終了を声明文で発表した。7月21日に終了する今回のシリーズが最後の放送となる。
13日、ビッグ・ブラザー関連サイトで番組終了に関するうわさが流れたことを受け、今回の発表に至った。
今年のビッグ・ブラザーの視聴率は低迷しており、またシリーズ1回目から司会を務めてきたグレーテル・キリーンに代わり、人気ラジオパーソナリティーのカイル・サンディランズとジャッキー・オーが起用されたことに関するファンからの質問がウェブサイトに殺到した。
ネットワーク・テンの番組制作局長、デイビット・モット氏は「ビッグ・ブラザーは現代のリアリティー番組の先駆者的存在であることは言うまでもない。今日のリアリティー番組はビッグブラザーの影響を大なり小なり受けている。我々は2001年から開始されたビッグブラザーが成し遂げた偉業を喜ぶとともに、番組を大変誇りに思う」と語った。
ビッグ・ブラザーとは、ある男女のグループがゴールドコーストのドリームワールドに設置されたハウスで約3カ月生活し、その様子が24時間撮影され、1週間ごとに投票で選ばれた者がハウスを去るという番組。1999年にオランダで始まったビッグブラザーは、今では世界各地で制作されている。