【シドニー19日AAP】19日に推定18万人のカトリック教徒の若者が、ワールド・ユース・デー(WYD)のイベントとしてノースシドニーからロイヤルランドウィック競馬場までの約9キロを巡礼する予定になっている。その第一陣として、午前6時に1000名以上の若者がノースシドニーを出発した。
このイベントにより、ハーバーブリッジは19日午前2時から閉鎖され、ノースシドニーやシドニー市中心部、シドニー東部地区など計25地区で道路が閉鎖されている。20日には少なくとも30万人が参加するローマ法王のミサが予定されており、歩き終えたカトリック教徒の若者らの多くが、ランドウィック競馬場内で一夜を明かすとみられる。
参加者の1人、フランス人のジャン・バプティストさん(20)は、昨晩はわずか4時間しか眠っていないと言い、「イエス・キリストの言葉を証言し、世に広げるために私たちは今日ここにいるのです」とコメントしている。別の参加者のマンチェスター出身のルイーズ・キーガンさん(28)は「寒さは気になりません。ここはとても温かいです。私たちは早朝に出発した分、良い場所で法王を拝見することができるでしょう」と語っている。
19日夕刻に法王が登場するまでの間、歩き終えた若者らは野外コンサートを楽しむという。