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インフルエンザの猛威、昨年を上回る勢い

 【ブリスベン19日AAP】インフルエンザが猛威を振るっており、政府や医師らは特に65才以上の高齢者に対して、予防接種を受けるようにと呼びかけている。

 今年のインフルエンザ感染者数は、昨年と比較して25%増加しており、医師らは感染のピークはこれからやってくる恐れがあるとしている。とりわけQLD州ではインフルエンザ感染が広がっており、感染報告件数ではQLD州が全体の47%を占めている。

 ジャスティーン・エリオット高齢大臣は19日、オーストラリアの65歳以上人口270万人に対して、年間無料インフルエンザ予防接種を受けて身を守るようにと呼びかけている。また、オーストラリア医師会QLD州総裁で老齢病専門医のクリス・デービス医師は「8月末と9月に多くの感染者が出ます。人は加齢にともない免疫力が低下するため、現段階でワクチン接種を受けておくことが非常に重要です」と述べている。

 過去5年間にわたり、オーストラリアではインフルエンザと肺炎が死因の2.5%を占め、12番目に多い死因となっており、2006年には計2725人が死亡している。

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