【キャンベラ24日AAP】豪不動産監視委員会(APM)の6月四半期における賃貸市場の調査結果によると、ほとんどの国内主要都市の家賃は過去12カ月で2けた台の上昇率となった。
上昇率が一番高かったのはパースとシドニーで、パースのアパートの週家賃の平均は今年6月までの1年間で最高25%上昇し350ドル。シドニーも11%上昇で平均400ドルであった。一軒家の週家賃の平均はシドニーで420ドル(前年比15%増)、パースでは350ドル(前年比17%増)。
APMのマイケル・マクナマラ本部長は家賃上昇の主因に住宅ローンの金利上昇を挙げ、「大家たちがローン返済のために家賃を引き上げる一方で、高金利のために借家住まいの人々はいつまでもマイホームを持つことができない」とし、さらに、パースとシドニーは住宅の価格が高いだけでなく、家を所有する人たちが住宅ローンの高金利に一番苦しめられている都市でもあるとした。
国内で家賃が一番安いのはホバートで、アパートの週家賃の平均は235ドル(前年比7%増)。一軒家で285ドル(前年比6%増)。