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NSW州で魚600万匹以上を放流

 【シドニー26日AAP】干ばつに苦しむNSW州で、州政府が07年会計年度に600万匹以上の魚を川などに放流したと発表した。放流された魚のうち、300万匹近くはマスやサケの幼魚で、残り340万匹はゴールデンパーチやシルバーパーチ、マレーコッド、オーストラリアンバスなどの在来種だったという。

 イアン・マクドナルドNSW州第一産業大臣は「陸地では干ばつが深刻ですが、漁業資源からは願ってもない収入が得られるのです。趣味の釣りによってもたらされる副次的利益を過小評価してはいけません」と声明の中で述べている。

 放流された魚の大半は、州政府所有の孵化場で生産されたもので、在来種については民間施設で生産されたものが多く含まれていたという。「魚の放流は釣り人にとって吉報です。スポーツとして楽しむことができるだけでなく、多大な社会・経済的利益が生み出されるからです」とマクドナルド大臣は続けている。

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