【シドニー8日AAP】10日にシドニーでマラソン大会「シティ・トゥ・サーフ」が開催される予定で、過去最高の参加者数7万人が見込まれている。
今年はオリンピック開催と時期が重なっているため、強豪アフリカ人選手らが不参加となっており、オーストラリア人選手の優勝が期待されている。レースは市中心部からボンダイビーチまでの14キロのコースで行われ、10日午前9時にハイドパーク横のウィリアム・ストリートからスタートする。
シティ・トゥ・サーフは1971年から毎年開催されているが、男子の部では1997年にリー・トループ選手が優勝して以降、オーストラリア選手の優勝がない。一方、女子の部は、昨年はニュージーランド人選手が優勝しているものの、これ以外では過去20年間はオーストラリア人選手が優勝している。
ここ数年は、同大会で多くの寄付金が集められており、NSW州全体で94万ドル以上の募金が集まっている。また、スポーツ用品店「レベル・スポーツ」は、最もクリエイティブな衣装を着た参加者に対して賞金5000ドルを贈ることを予定しており、最優秀グループにも賞金5000ドルが贈られる。
レース当日は市中心部やダーリングハースト、キングスクロス、エッジクリフ、ベルビューヒル、ローズベイ、ボークルーズ、ボンダイなどの地区で通行止めが予定されている。