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「シティ・トゥ・サーフ」男子は11年ぶりに豪人が優勝 ランナー1人死亡

 【シドニー10日AAP】シドニー中心部からボンダイ・ビーチまでの14キロを走る「シティ・トゥ・サーフ」が10日、開催され、オーストラリア人が1位と2位を独占する結果となった。

 今大会には過去最高の7万人が参加。大会ではインターネットを通じて寄付金約100万ドルが集められた。寄付金はさまざまな慈善団体に寄付される。

 男子の部でオーストラリア人が優勝したのは1997年以来。今年の「シティ・トゥ・サーフ」は北京オリンピックの開催時期と重なったことから、タンザニアやケニアの強豪選手が不参加だった。

 優勝したのはキャンベラ在住の公務員、マーティン・デントさん(29)で、記録は自己ベストの41分12秒。2位はゴールド・コースト在住のマイケル・シェリーさん(24)で、記録は41分24秒だった。

 女子の部の優勝者はシドニー在住のフロリダ大学の学生レベッカ・ローさん(19)で、47分18秒でゴールした。2位はキャンベラ在住のエミリー・ブリカセックさん(18)で、初出場で48分12秒の記録を出した。

 オーストラリア人の活躍が目立った今大会だったが、大会中に死者が出るという悲劇も起こった。午前11時ごろ、26歳の男性がゴールのボンダイ・ビーチまであと200メートルの地点で地面に崩れ落ちた。現場にいた救急隊員が蘇生措置を実施したが、その後男性は死亡した。 男性に関する詳細は現時点で明らかになっていない。

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