【シドニー27日AAP】 27日付のデイリー・テレグラフ誌は、中央西部NSW州のバサーストにあるセント・スタニスラウス・カレッジの元牧師が、同校の生徒たちに対する33の性的虐待の罪で起訴されたと伝えた。現在、他の2人の教師に対しても捜査が行われているという。
起訴された元牧師(65)は1980年代にこの男子校で勤務しており、今年5月に逮捕された。複数の起訴項目については既に有罪が確定している。
元寄宿生のある被害者(35)は、同校の男子生徒たちは恐ろしい性的虐待の標的とされ、時にはお互いに強姦しあうよう強要されたと述べた。「8~12人がひとまとめにされ詠唱させられた。そういった集会が行われている中、僕は目を覚まして皆が何をしているかを見ていた。まるで乱交パーティのようだった」と同被害者。
セント・スタニスラウス・カレッジのジョン・エドワード校長はデイリー・テレグラフ誌に対し、違法な性的行為に関してはいかなる訴えも「大いなる懸念」であり、同校は警察の捜査に協力していると話した。