【シドニー27日AAP】27日午前1時30分ごろ、NSW州ニューカッスル北部にあるネルソン・ベイの住宅で火事が発生。この家の住人であるジュリー・ギブソンさん(51)は、重度のやけどを負いながらも孫娘(2)を救助しようとしたが、努力もむなしく焼け跡からこの女の子の遺体が発見された。
火事発見当時、死亡した女の子の妹が病気で、両親がシドニーのウエストメッド病院に泊まっていたため、ギブソンさんが死亡した女の子と、他に7歳と5歳の子供を預かっていたとみられている。
近所に住むブラッド・トンプソンさんはフェアファックスに対し、「ギブソンさんは、死亡した孫娘は自分と一緒にいたが、他の子供たちを避難させるなどパニック状態のなかで孫の姿を見失ってしまったと話していた。燃えている家の中から女の子の声が聞こえてきたので、ギブソンさんは助けに戻ろうとしたが無理だった」と述べた。
ジューゲイト警視は、鎮火させるまでに40分ほどかかったと述べ、現在、出火原因を調べているとした。また、警察のスポークスマンは、「現在、火災報知機を家の各階に設置することは法律で定められているが・・・寝室ごとに設置するべきであろう」と話した。