【キャンベラ28日AAP】豪州健康福祉研究所がまとめた最近の報告によると、普通学校に進学する重度障害の学生数は、1981年で2万6700人であったのに対し、2003年には11万5000人となり、その数は20年間で4倍も増加したことが分かった。
しかし、同期間における障害者の失業率は半分にまで低下したものの、健常者と比較するとその低下率は低い。また、障害者と健常者の職場への参加率の差は、男性で約30%、女性で25%ほど障害者の方が低い。
同研究所のシン・ヤン・ウェン教授は、障害を持つ学生たちが社会に出るための支援を上手にできるサービス提供の必要性が研究結果で明らかになったとし、これには就業や卒業後の教育システム、またはその他の社会・経済活動も含まれるとした。
1998年から2003年の間で障害者の雇用増加がみられたのは、ほとんどすべてが民間企業であった。