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テロ容疑の汚名が晴れたハニーフ医師「私の家族は暗闇に押しやられた」

 【シドニー30日AAP】昨年7月にオーストラリア連邦警察によってテロリスト容疑で逮捕・拘束された後に不起訴となったモハメド・ハニーフ医師が、オーストラリアに戻るつもりがあることを明らかにしている。

 ハニーフ医師は、身の潔白が証明されるまでに時間がかかり過ぎたと語っており、オーストラリア連邦警察が真剣に捜査を続けていたのかに疑いを抱いている。ハニーフ医師は「一連の出来事によって私の家族は暗闇に押しやられました。誰かの愚かな誤解によって引き起こされたのです」とコメントし、「私はオーストラリアに戻るという選択肢を残していますが、私の妻や母、義母などの家族を説得できるかどうかが問題です。とても困難です」と続けている。

 ハニーフ医師は現在、妻と娘とともにアラブ首長国連邦のデュバイ郊外で暮らしている。ハニーフ医師の弁護士によれば、同医師は連邦警察からの正式な謝罪と賠償を求めるつもりだという。

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