【ブリスベン11日AAP】11日午後、ゴールドコースト沖でサメ除けネットにクジラが絡まっているとの通報があったが、その後クジラは自力で脱出することができたとみられている。
第一産業・水産省のスポークスマンによると、11日午後4時10分ごろ、タリバッジェラ・ビーチ沖でクジラがサメ除けネットに引っかかっているとの通報が、海洋動物開放チーム(MART)に入れられた。MARTが現場に到着すると、すでにクジラの姿は無かったという。12日午前中にサメ監視員がネットを交換する際に、ネットが無くなっていないかどうかを確認する予定。
2週間前には、カランビン・ビーチ沖でザトウクジラがサメ除けネットに絡まる事故があったばかりで、このときにはMARTが8時時間にわたって救助活動を行っている。2000年以降、QLD州ではクジラ23頭がサメ除けネットに絡まる事故が発生しており、このうち20頭はMARTによって救助された。
もしもクジラやその他の海洋動物が漁具やサメ除けネットに絡まっているのを見かけた場合には、24時間体制のシャークホットライン1800-806-891まで電話連絡するよう求められている。