【ブリスベン1日AAP】先月30日、酔った乗客5名が、ジェットスター航空の機内で喧嘩を始めたため、航空機が出発地ダーウィンに引き返していたことが明らかになった。
30日夜、ジェットスター航空国際線JQ61便は、ダーウィンからシンガポールへ向かっていた。同機には乗客172名が搭乗していた。ジェットスター航空のスポークスマン、サイモン・ウエスタウェイ氏によれば、酔った男5人は、搭乗前から免税品の酒を飲んで酔っていたが、同航空のスタッフがそれに気づかず搭乗させ、離陸後に男らの言動が「非常に乱暴」になっていったという。
客室乗務員から男らに関する報告を受けた機長は、当初、シンガポール到着後に、警備員に引き渡すつもりだったが、男らの言動が静まらないため、出発地ダーウィンに引き返すことを決断した。
豪連邦警察がダーウィン空港で待機し、男5人を機外へと連行した。ノーザン・テリトリー・ニュースが報じたところによれば、男らは警察に保護拘置され、うち3人は釈放が許可された。残る2人は、ジェットスター航空が立件を要求しない意向を警察に伝えた後に、釈放されている。
ダーウィンにUターンした航空機は、1時間後に再びシンガポールへ向けて出発したが、乗客の中には乗り継ぎ便に間に合わなかった人もいた。