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過去20年で最大級 暴風雨がブリスベンを直撃 復旧作業始まる

 【ブリスベン17日AAP】ブリスベンは16日、過去20年で最大級の暴風雨に見舞われ、17日、自然災害地域宣言を受けた。激しい豪雨と最大時速130キロの突風で、屋根が飛ばされ、電線や木が倒れるなどの被害が出た。

 17日午後の時点でブリスベン、レッドクリフ、ゴールド・コーストの約3万世帯が停電になった。現在、兵士や服役囚が被害地域の復旧にあたっている。

 緊急機関によると、約4000世帯が被害を受け、うち300世帯が「著しい損失」を被り、30世帯がもはや生活が不可能な状態だという。この暴風雨でブリスベンの北部郊外にあるチャームサイドで友人と写真を撮っていた男性(20)が流されて死亡した。

 ジュリア・ギラードQLD州副首相は災害救助と復旧準備を開始し、チェーンソーを装備した兵士100人以上を現地に派遣し、復旧作業費用の半分を州政府が負担することを約束した。

 一部の世帯では停電がさらに48時間続き、交通機関は18日も混乱することが予想される。 

 アナ・ブライQLD州首相は、今回の暴風雨で著しい被害を受けた家庭は最高756ドル、個人の場合は165ドルの現金支給を受ける資格があるとした。

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