【メルボルン18日AAP】環境保護団体グリーンピースの監視団は、日本の捕鯨船である日進丸が17日、南極海に向け因島(広島県尾道市)を出港したと話した。
オーストラリア国内では、先にギャレット連邦環境相が捕鯨対策として、400万ドルを投入する捕鯨調査計画を発表したが、これに関して野党は、捕鯨船が日本を出港したニュースを受けてギャレット環境相が「あわてて」この調査計画を発表したのは、国民に対し「ちゃんと捕鯨対策を取っている」というポーズを示したかっただけのことと非難した。
これに対しギャレット環境相も野党に反論。「10年と半年の間、適切な対策を取らずに南極海で行われている日本の捕鯨活動が倍増するのをただ傍観してきたのは現在の野党である。こと捕鯨問題に関しては、野党は信用性がない」と話した。