【メルボルン18日AAP】VIC州では、死亡事故防止対策として罰金の引き上げや、スピード・カメラの増設、薬物検査の実施数の増加されることになった。
この対策では、運転中の携帯電話使用やシートベルト未着用に対する罰金額は、現行より50%アップの226ドル84セントとなる。また、薬物検査の数も現在、年間2万2000件なのが4万000件にまで増やされる。
VIC州のティム・パラス道路大臣は、18日に州内で発生した死亡事故では、1つ以上の薬物が運転手から検出されているとし、また、運転中に携帯電話を使用することで事故の発生率は4倍になるとした。「スピード違反で罰金を払いたくないのなら、答えは簡単。スピードを落とすように」と、同大臣。
VIC州の昨年1年間の交通事故死亡者数は332人だった。今年は既に272人が死亡している。