政治

「ウエストパックとANZは客の金を絞り取るつもりだ」

 【キャンベラ3日AAP】2日、豪州準備銀行(RBA)が公定歩合を1%引き下げたことを受け、国内大手各銀行もローン利率を下げた。しかしながら、4大銀行のうち1%の引き下げを行ったのはコモンウェルス銀行とナショナル・オーストラリア銀行のみで、ウエストパックは0.8%、ANZは0.83%の下げ率にとどまった。

 これに関して連邦野党の金融スポークスマン、ジョー・ホッケー議員は3日、フェアファックス・ラジオネットワークに対し、「ウエストパックとANZ銀行は中小企業や農家たちから金を絞り取ろうとしている」と述べ、両銀行がRBAの利下げ率をそのまま採用しなかったことを非難した。

 また同議員は、クレジット・カードの金利は現在も19%という高い利率であることも指摘した。

 「誰かが銀行に圧力をかけ始めければ。我が党はずっとそうしている。マルコム・ターンブル党首も継続的に銀行に対し圧力をかけている」と、ホッケー議員。

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