【ブリスベン３日ＡＡＰ】学生たちの精神衛生を向上させるための専門家のアドバイスをまとめたリストの中には、「生徒たちが仕上げたものに書き込む際、赤色のペンを使用しないで（攻撃的にみえることがある）-他の色を使うように」という一文が含まれている。

　この助言リストが含まれたキットは３日、マーク・マッカードル野党党首代理がＱＬＤ州議会に提示したもの。同議員はアンナ・ブリーＱＬＤ州首相に対し、「我が州の計算力・読み書きの基礎力は国内で一番低い。こんな馬鹿げたことをポリシーとして掲げる前に、そろそろ本気で学校での成果が挙げられる取り組みを行う時期ではないか」と述べた。これに対しブリー首相は、金融恐慌問題が起こっているこの時期に話し合うような問題ではないとした。

　ローレンス・スプリングボーグ野党党首は、教師たちが赤色のペンを使って何が悪いのかとし、「与党はどうかしている」と話したが、このアドバイス・リストが含まれているキットの作成元である健康省のスティーブン・ロバートソン大臣は、若者たちの自殺は深刻な問題であると述べ、「私なら精神衛生のプロが言うことに常に従う」とした。