【キャンベラ16日AAP】温室効果ガス排出量の問題へのラッド政権の取り組みに対して抗議団体らは16日、全国各地でデモ活動を実施する予定。
2020年までに二酸化炭素排出量を5~15%削減するというラッド政権の目標を激しく非難した環境保全団体は16日、国会議員の事務所を厳しく批判し、大都市ではデモ行進を行う。
グリーン党は16日を気候変動に関して行動を起こす国家的記念日と宣言し、シドニー、メルボルン、キャンベラ、ホバート、パース、アデレードで抗議活動を実施する。
グリーン党党首のボブ・ブラウン氏は「ラッド政権はハワード前政権と変わらない。効果のない政策を続けている」とABCテレビに語った。ブラウン氏はラッド政権の排出量取引制度に関する最終計画について、年間歳入の約120億ドルが企業や家庭へ返還されることになると非難し、それらのお金は公共交通、電力削減を目的にした昔ながらの住宅、再生利用可能エネルギーなどの二酸化炭素排出量の削減策として利用されるべきと主張した。