【シドニー17日AAP】白昼のガソリンスタンドで勤務中の妻を射殺した夫が、数時間後、住宅で自らの命を絶つという事件があった。2人は離婚調停中で、夫は妻に対する「暴力停止命令(AVO)」を受けていた。
シドニー南西部カスーラで16日午後、BP給油所に勤務する女性(29)が、夫(39)に胸部を撃たれた。女性はリバプール病院に搬送されたがその後死亡。女性が撃たれた約4時間後、警察は事件現場近くにあるプレストンの住宅を包囲。午後8時30分ごろ、犯人の男が死亡しているのを発見した。警察は声明の中で、「男と話をするための努力は続けられた。男は銃で自殺したものとみられている」と述べた。
警察は、死亡した男に対するAVOが有効であったことを確認したが、その内容及び発行日については明らかにしていない。
警察のスポークスウーマンによると、AVOの一般的な内容は、「(AVOの対象者に対し)付け回さない、継続的攻撃を行わない、脅迫しない、干渉しない」だとし、「もちろんそれ以外の規則、例えば、連絡を取らないといったものも含まれることがある」と述べた。