【シドニー26日AAP】2004年12月26日に発生したインド洋大津波によって、アジアやアフリカ諸国の沿岸地域に大きな被害がもたらされ、11カ国で23万人の人命が失われ、1800万人以上が住む場所を失った。災害から丸4年となる26日、国際慈善団体が被災地の復興を報告している。
人道支援団体「オックスファム・オーストラリア」は、オーストラリア国民から2500万ドル以上の援助金が寄付され、被災地の復興に充てられた、と述べている。同団体スポークスマン、アンドリュー・ヒューイット氏は「4年前の今日、私たちが呼びかけを始めたとき、多くのオーストラリア人が非常に広い心で応えてくれた」、「オーストラリアはアイルランドに次いで、世界で2番目に心の広い国だった」と述べた。
オックスファム・インターナショナルが集めた2億9400万ドルと合わせて、義援金は7カ国の被災地で250万人への支援に使用された。インドネシアでは住居1566軒が建設され、飲み水3億800万リットルが提供され、スリランカでは学校が再建されて6000人の生徒が復学している。
ヒューイット氏は「私たちはこれまでに被災地の長期的再建に投資することができた」、「被災者の脆弱性を軽減させることが目的」と述べている。