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米政府、豪政府にグアンタナモ基地の収容者の受入れを要請

 【シドニー27日AAP】アメリカ政府当局は、オーストラリアなどの諸国に対して、キューバにある米軍グアンタナモ基地収容所の元収容者の身柄受入れを求めている。

 ケビン・ラッド首相は、オーストラリアが収容者の受入れ先となる可能性を残しているものの、「オーストラリアに来れるかどうかは、個々のケースに基づいて判断が下される。来豪が許可された全ての個人は、国内の厳しい法的条件を満たさなければならず、通常の厳密な審査を通過しなければならない」と警告している。

 バラク・オバマ次期米大統領は、2年以内にグアンタナモ収容所の閉鎖を計画しているが、施設内にいる250名以上の収容者の受入れ先として、他国に援助を求めている。収容者のうち60名は、すでにアメリカ当局から保釈許可が下りているが、報復を受ける恐れがあるため、本国に帰れない状況に置かれている。

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