【キャンベラ6日AAP】 オーストラリア統計局が6日に発表した今年第2四半期のGDP成長率は、前期比0.8%増だったことが分かった。第1四半期の成長率は0.3%増だったが、これを上回る数字となったほか、国内経済の成長がこれで26年間連続となったことも明らかになった。
年間成長率は前年比1.8%となり、通常、持続可能な雇用の成長率の目安といわれる3%の水準にはわずかに届かなかった。支出では家計支出、政府支出、輸出がいずれも増加し、第2四半期の経済成長を下支えした。
オーストラリア準備銀行のフィリップ・ロウ総裁は5日、鉱業セクターへの投資低迷に歯止めがかかり、国内の経済は持ち直していくとした上で、向こう数年間で成長率3%前後を目指し、失業率もこれにともない緩やかに低下するとの見方を示した。同行はまた、政策金利を過去最低の1.5%に据え置くことも決めた。