【シドニー6日AAP】2007年3月、シドニー市内西部ホームブッシュにあったパン店の商品に使用されたマヨネーズが原因で319人が食中毒になった件に関し、このパン店を経営していた夫婦は有罪判決を受け、4万2000ドルの罰金支払いを命じられた。夫婦は既に店舗を閉めている。
NSW州のイアン・マクドナルド第1次産業大臣は声明の中で次のように述べた。「NSW食品管理局による徹底調査の結果、食中毒を引き起こしたのはベトナム風ポーク・ロールとチキン・ロールに使用された生卵マヨネーズだということが分かった。マヨネーズは健康ガイドライン内の規定温度よりも最低でも2倍以上の気温内で保管されていて、その結果、サルモネラ菌が急速に増大してしまった」。
食中毒の原因となる菌は卵の殻に付着していることが多く、殻を割ったときにそれらの菌が黄身や卵白に簡単に混ざってしまうという。