【アデレード7日AAP】SA州の空港で先月24日、生後5日の新生児を空路で搬送していた看護師が復路便に乗り遅れるのを避けるため、見知らぬ人間にこの新生児を置き去りにするという出来事があった。
生後5日のラヤーン・ハッサンちゃんは予定より6週間早く生まれた。母親のサラさんは夫のシャハザードさんが運転する車で家に戻ったが、ラヤーンちゃんは看護師が同行してポート・オーガスタに空輸されることになった。しかし、両親が空港に着いた時、病院のスタッフはおらず、目撃者の話によると、空港にいた女性が看護師にラヤーンちゃんの付き添いを申し出て看護師はアデレードに戻ったという。
児童・青少年・婦人の健康サービス協会のゲイル・モンディ理事は、ラヤーンちゃんの健康状態に影響が出ることは何とか回避したものの、今回の件は絶対にあってはならないことと述べた上で、ラヤーンちゃん輸送に関与した2人のスタッフを調査が続けられている間停職処分としたと話した。