一般

VIC州で列車と乗用車が衝突、男性が重体に

 【メルボルン9日AAP】9日午後、VIC州東部で乗用車と乗客285人を乗せた列車が衝突する事故があり、乗用車を運転していた35歳の男性が重体となっている。

 事故があったのは、VIC州イースト・ギプスランドのローズデール付近で、9日午後1時45分ごろに四輪駆動車がVライン旅客列車に衝突し、車を運転していた男性が車外に投げ出された。

 Vライン社のスポークスマンの発表によれば、この列車は午後12時40分ベアンズデール発のメルボルン行きで、事故当時、列車には乗客285名が乗っていたという。事故現場はローズデールから約6キロ先にある農場内の名前の無い道で起きており、スポークスマンは、列車が田舎の私有地内を走行するのはよくあることだと述べている。

 この事故の影響で乗客が車内に足止めされたため、バス6台が手配されて乗客らをメルボルンに輸送した。現場では救急救命士が頭部と胸部を負傷した男性に処置を施し、男性はメルボルンに空輸された。男性は重体となっている。また、救急救命士が列車の乗客を検診したが、けが人はなかった。

 スポークスマンによれば、列車の車体は破損しておらず、事故現場の踏切には遮断機は設置されていなかったという。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら