【シドニー11日AAP】最新の調査によれば、今年、職が失われる危険性の最も高い職種は、不動産業者、自動車の販売員、投資金融業者だという。この調査は、ビジネス分析を行っているIBISワールド社が発表したもの。
ニューズ・リミテッドの報道によれば、れんが職人、ケータリング受託業者、船大工、タイヤ製造業者、えび漁師、一部の鉱山労働者なども苦戦が強いられるという。その一方、獣医、保育者、コミュニティ医療提供者、老人福祉施設職員などは、将来的に有望な職種だという。
老人福祉施設は、今後大きな発展が見込まれている分野とされており、この背景には、70歳以上の人口増大とベビーブーム世代の加齢がある。ベビーブーム世代が加齢することによって、医療検査の需要も高まることが予想されており、X線技師やその他の画像診断に関わる職は、今後忙しくなっていくとされている。