【シドニー14日AAP】テン・ネットワークの人気ダイエット番組「ザ・ビゲスト・ルーザー(The Biggerst Loser)」の司会を2006年から務めていたアジャイ・ローチェスター(39)が、受給資格がないにもかかわらず生活保護費を受け取っていたとして起訴された件で、シドニーのダウンニング・センター地方裁判所のパット・オーシェイン判事はローチェスターを有罪とせず、12カ月間の模範行動を言い渡した。
ローチェスター被告は2001年12月から2005年12月までの間、資格がないと知りながらもセンターリンクより母子家庭の生活保護費を受け取っていたとして23の罪で訴えられていた。同被告は不正に受け取った合計1万4000ドル強を既に返済している。
オーシェイン判事は、ローチェスターの良い評判を詳細に示した証拠を考慮し、シングル・マザーとしてアルペルガー症候群の子供を育てていることを情状酌量の理由とした。「被告は既にお金を返済しており、被告の評判、健康やその他の酌量すべき事情から、あなたを有罪とせず解放する」と同判事。
同判事はローチェスター被告に対し裁判費用70ドルと、被告が模範行動期間中に違反行為をした場合、1500ドルを支払うよう命じた。