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上院議員の長男、妹の顔面を殴打する

 【ダーウィン16日AAP】労働党の上院議員の息子が、妹に対する加重暴行罪および器物破損罪で、4カ月半の在宅拘留を言い渡された。

 ポール・クロッシン被告(33)は、昨年2月28日未明、NT準州のリーニヤ地区にある住宅内で、自室に入ってきた21歳の妹の顔面を3度殴打した。妹は両親の寝室に逃げ込んで鍵をかけたが、同被告は事件当時ひどく酔った状態で、ドアをけったりパンチして穴を開け、寝室内まで執拗に追いかけた。妹は、強い恐怖を感じて泣き叫んだという。ポール被告は、NT北部準州選出の上院議員、トリッシュ・クロッシン氏の長男。

 16日にダーウィン治安判事裁判所で行われた裁判において、ポール被告は妹に対する加重暴行罪および器物破損罪で有罪を認めている。メラニー・リトル治安判事は、同被告が慢性的なアルコール依存症であると述べ、4カ月14日間の在宅拘留を言い渡した。

 母親のクロッシン議員は、息子がここ10年間にわたり飲酒問題を抱えていることを認めており、「すべてが一変してしまった。これが、アルコール依存症疾患者と生活を共にするということだ」と語っている。

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