【キャンベラ15日AAP】 連邦政府のターンブル首相は、北朝鮮が15日朝、日本領域上空を通過する弾道ミサイルを再び発射したことについて、国連の安保理で北朝鮮に対する追加制裁決議が採択されたことへの「不満」の表れとの見方を示した。
ターンブル首相は、北朝鮮による新たなミサイルの発射について、「危険で無謀な犯罪行為」と強く批判する一方、国連での制裁決議による影響が上手く働いているとして、北朝鮮に圧力をかければ、日本を脅威にさらすことになるとの見方には、同調しない考えを示した。
ターンブル首相はさらに、米国との同盟関係をあらためて強調した上で、何らかの軍事攻撃があった場合には互いに支援することを確認する一方、「日本とは正式な同盟関係を持たない」と慎重な姿勢を示し、「その他のシナリオについて推測するつもりはない」と述べた。