【ダーウィン20日AAP】最近の海外からの留学生たちは、オーストラリア国内でより良いライフスタイルや就業機会を求める都市として、シドニーやメルボルンではなくダーウィンに注目しているようだ。
19日付の報道によると、世界的金融恐慌の影響でオーストラリア国内の大学は海外からの留学生が減少している。そんな中、NT準州のチャールズ・ダーウィン大学(CDU)では留学生の数が増加傾向にあるという。同校のフィオナ・リチャーズ国際マーケティング部長は「CDUでは海外からの生徒数は増え続けており、今後4年で毎年20%の増加を目標としている」と述べた。
リチャーズ氏によると、留学生は伝統的にシドニーやメルボルンといったよく知られている都市を滞在地として選ぶ傾向があったが、実際に住んでみると、言語障壁や就業問題など様々なことで問題を抱えがちで、結果として学業に悪影響を与えることになるという。「ダーウィンは異文化が混在していて、熱帯性気候でのんびりとした生活習慣が、異国で新しい生活様式に慣れようと頑張っている海外からの学生たちに人気がある」とリチャーズ氏。