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QLD炭鉱計画へ抗議 環境破壊へ懸念

【ブリスベン16日AAP】   インドの複合会社アダニ・グループがQLD州での投資を決めている「カーマイケル炭鉱開発事業」に反対する環境団体が、一週間に渡る抗議活動を行うことを表明し、QLD州のボーウェンで17日の夜から開始するとした。

 

フロントライン・アクション・オン・コーラルという環境団体と共に、今回の炭鉱開発事業によって打撃を受けるウィットサンデー諸島の観光業を運営するポール・ジュークスさんも抗議活動に参加予定だとし、「豪政府はグレートバリアリーフに頼ってビジネスをしている 北QLD州の何千人もの経営者たちをないがしろにしている」と憤りを表した。

 

デロイト・アクセス・エコノミクスが6月に発表した報告によると、グレートバリアリーフによる経済効果は560億ドルだと換算されており、環境保護をしないと豪国内の経済に深刻な打撃を与えると示している。

 

ジュークさんは「観光業は炭鉱業よりも経済効果が高い。でも大企業が優先され、私たちのような中小企業は声を聞いてもらえない」と述べている。

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