【キャンベラ25日AAP】キャンベラの国会議事堂外で行われた式典で、アボリジニのリーダーで大学教授でもあるミック・ドッドソン氏(58)がオーストラリアン・オブ・ザ・イヤーを受賞した。
アボリジニの権利のために精力的に活動を行っているドッドソン教授の今回の受賞は、ラッド首相が失われた世代に対し謝罪を行ってから1年後に実現した。
ブルーム地域出身でヤウル在住のドッドソン教授はカントリー歌手のリー・カーナハン氏から責務を引き継いだ。ドッドソン教授は各州・準州から選出された7人の代表者の中で「オーストラリアン・オブ・ザ・イヤー」を獲得した。
ラッド首相は、アボリジニの生活の改善や国内におけるアボリジニと非アボリジニの格差を埋めることに生涯務めきたドッドソン教授に感謝の意を示した。
ドッドソン教授はオーストラリア国立大学法学部の教授で、アボリジニ研究のナショナル・センターの会長でもある。現在は新設されたナショナル・アボリジニ代表団に関して連邦政府に指導を行っている。