政治

Y1に読み書きテスト導入を 連邦政府

【ブリスベン18日AAP】   教育専門家らは、国の基準の欠如により小さな子どもの多くが学力面で後れを取っていると連邦政府に報告した。政府は、小学1年生(Y1)の読み書きや算数のテスト導入を提案している。

連邦政府はY1の読み書きと算数のテスト導入ついて、各州・地域に支持を求めている。バーミンガム連邦教育相は、「低年齢のうちに子どもの能力を把握することで、教育者がサポートを増やし、遅れを防ぐことができる」と説明した。

これに対しQLD州のジョーンズ教育相は、現在の準備学年およびY1生徒は十分評価されているとして、テスト導入の必要性はないとの見解を示した。同相によると、先週アデレードで行われた教育相らによる会合で、バーミンガム氏は新たなテストについて支持が得られなかったという。

教育専門家らは、Y3の20人に1人が読みの最低レベルに達していないと指摘。低年齢から問題に対応していく必要性を訴えた。また、新たなテストを“Y1用全国学力テスト(NAPLAN)”にするつもりはないとして、テスト結果は公にせず保護者への提示を推奨している。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら