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ターバン着用生徒の入学拒否は差別行為

【メルボルン19日AAP】   メルボルンのキリスト教学校、メルトン・クリスチャン・カレッジ(MCC)がターバン着用を理由にシーク教徒の入学を拒否したとして、VIC州市民行政裁判所(VCAT)はこれを差別行為とした。

VCATは19日、MCCはキリスト教学校だが他の信仰を持つ生徒を受け入れる枠があり、シダック君(5)の入学拒否は機会均等法に違反すると裁定。さらに、学校コミュニティの50%強がキリスト教徒と明白にしておらず、信仰を持たない家庭も多いという。VCATは、シダック君にスクールカラーのターバンを着用させるなど、学校側が制服の規定を変更できたと指摘した。

シダック君の両親は声明で、「VIC州に信仰の自由が存在して嬉しい」と語った。

MCCは、「学校の判断は合法と考えていた」と述べたうえで、VCATの決定を尊重してシダック君の家族と前向きに取り組む意向を示している。

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