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RSL元会長が寄付金を乱用 NSW

【シドニー19日AAP】   NSW州退役軍人会(RSL)元会長のドン・ロウ氏が、慈善団体の寄付金を自らの住宅ローンや自宅の電話代、移動費、ホテル滞在費などに充てたことがわかった。

NSW州政府による審問で18日、ロウ氏は11年の会長就任期間中に法人クレジットカードで電話代3万8000ドルを支払い、現金20万ドルを引き出したと明らかになった。

さらに、会長時代にロウ氏はRSLの老人施設部門であるLifeCareの責任者であったことも判明。ロウ氏を含む責任者らは2007年、自らがコンサルタント料を受け取れるように投票を行った。年1万8000ドルで開始したコンサルタント料は、2016年6月には全員が3万4303ドルから5万7172ドルを受け取るまで増加。責任者間で承認したコンサルト料の引き上げについて、ロウ氏は「当時は問題ないと考えたが誤りだった」と話した。

ベレジクリアン州首相は19日、「退役軍人とその家族は州および国家に多大な貢献をもたらし、尊敬に値する。不正を働く人物は法によって罰せられることを望む」と述べた。

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