【アデレード20日AAP】 SA州アデレードのCBDに2019年完成予定の「Uシティ・ビルディング」について、建設を進めているユナイティング・コミュニティは、防災面で問題があるとされる可燃性の外装材の使用を取りやめ、他の素材に変更したことを明らかにした。
ユナイティング・コミュニティのサイモン・シュラペルCEOは、外装デザインの約5%を変更したことを明かすとともに、外装材そのものはオーストラリアで使用が認可されているが、ロンドンで発生した高層住宅ビルの火災を教訓として、変更の判断をしたと説明した。
可燃性外装材の代わりに使用されたのはアルミニウム製の繊維シートで、コストは高くつくが不燃性で安全性が高い。ロンドンで起きた火災を受けて、SA州政府は現在、CBDにある多数のビルについて、外装材の使用状況や火災リスクに関する調査を進めている。