【メルボルン31日AAP】記録的な熱波に襲われているVIC州で、救急サービスによる対応が限界に達している。
VIC州救急局では30日、メルボルン大都市圏だけでも約1500件の通報を受けており、州全体としては約2000件の通報が入れられた。VIC州救急業務マネージャーのポール・ホルマン氏は、要望に対応するために追加の救急車が配備されたと述べている。
また、VIC州では、この3日間で23万人の海水浴客が、パトロール有りのビーチへと押し寄せており、計40件以上の人命救助活動がライフ・セービング・ビクトリアによって行われている。ライフ・セービング・ビクトリアの広報マネージャー、ガイ・ブリット氏は、海水浴客ら自身でも気をつけたうえで、パトロール有りのビーチで遊泳するようにと呼びかけている。
メトロポリタン消防局に入れられた通報件数も増加しており、30日深夜までに385件以上の通報があったという。保健サービスにおいても、増大する要求に対応するため、スタッフが増員され、緊急を要さないサービスはキャンセルされた。