【シドニー1日AAP】銀行が、利益をあげるために高圧的なセールス戦術を行っており、銀行職員が苦情を申し立てている。
サン・ヘラルド紙によれば、毎月、最大170人もの銀行職員が、住宅ローンやクレジットカードなどを客にすすめることを理不尽に強要されているとして、苦情を届け出ているという。9月には、金融分野組合に149件の苦情が寄せられており、10月には170件へと上昇した。
最も苦情の多かったの銀行は、コモンウェルス銀行で、全体のうち44%を占めており、ウエストパック銀行が14.3%、ANZ銀行が9.4%、ナショナルオーストラリア銀行が7.6%と続いている。
金融分野組合NSW支局長ジェフ・デリック氏は、経済が低迷するなかで、銀行が職員に利益を保持するよう求めるのは理不尽なことだ、と述べている。