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アボット前首相に頭突き 同性婚支持者

【キャンベラ21日AAP】  トニー・アボット前首相が21日午後、TAS州ホバートで滞在先のホテルへ戻ろうとしていたことろ、男に突然「ヘッドバット」と呼ばれる頭突き攻撃を受けがことが分かった。前首相によると、男は同性婚を支持する「イエス」と書かれたバッジを付けており、同性婚に反対する意向を示している前首相を狙ったものとみられている。

 

アボット前首相によると、男は「ヘイ、トニー」と前首相を呼んだ後、握手がしたいと近づいてきたため、前首相がこれに応えようとすると、突然頭突きをしてきたという。前首相は「正直、ヘッドバッドはあまり上手くなかった」と述べ、被害は唇が少し腫れたことだけとする一方、同性婚をめぐる議論が険悪な状況になっていることの表れだと指摘した。

 

アボット前首相は、自由党のアベッツ議員らとともに同性婚反対キャンペーンの立ち上げに合わせてホバート入りしており、アベッツ議員は攻撃について「絶対許されるべきでない」との見解を示している。同性婚を支持している連邦のショーテン野党党首らも、「婚姻の平等は全国民への尊敬と尊厳を求めるもので、身体への暴力や言葉の暴力などの非礼な行為は受け入れられない」と暴力による抗議行為に強く非難した。

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