【キャンベラ3日AAP】連邦政府は3日、2回目となる経済活性化対策を発表した。これには420億ドルが投入されるが、結果として国家財政は今後少なくとも3年間225億ドルの赤字となる見通し。
「国の建設と就業計画」と題された今回の経済活性化対策では、学校や住宅、道路に288億ドル、低中所得層への支給金として127億ドルが投入される。
低中所得層への支給金は、年収が10万ドル以下の家庭や単一収入の家族、干害の影響を受けている農家や学生に対するもので、その額は最高950ドル。
この日発表された補正予算で政府は、昨年11月に発表した経済・財政の中間見通しを修正。2008/09年度の国内総生産(GDP)伸び率見通しを11月時点の2%から1%に下方修正したほか、失業率は2009/10年度には7%に達するという予想を発表した。