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「卵は調理前にチェックを!」 政府が警告

 【シドニー5日AAP】NSW州政府は、食中毒防止のために清潔な卵を使用するようにと呼びかけた。

 食品庁が500人以上を対象に最近行った調査では、回答者の半分以上が卵が清潔で割れ目がないかなどを確認しないと答えた。また、全回答者の41%が生卵や完全に調理されていない卵は調理されたものと同程度の安全性があると信じていることが分かった。

 NSW州のイアン・マクドナルド第1次産業大臣は5日、シドニーでレポーターに対し、州民に卵の適切な使用方法を指導・再確認することは優先事項であり適切であると述べた。また、妊婦や子供たち、65歳以上の人々が適切に調理されていない卵を食べると、特に食中毒の危険性が高くなると話した。

 2007年、シドニー西部ホームブッシュの製パン店が販売した商品に含まれていた卵が原因で、319人が食中毒となり130人が入院するというNSW史上最悪の食中毒が起こった。NSW州では1996年以降、卵が関係するサルモネラ菌による集団食中毒が33件発生しており、700人以上が発症した。

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