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SBSラジオ 12か国語チャンネル廃止

【メルボルン22日AAP】  SBSラジオはこのほど、12か国語のチャンネルについて、当該言語の使用人口が減ったことを理由に、廃止もしくは放送時間を短縮することを決めた。2016年に実施された国勢調査の結果に基づき、「家庭で」話す人の数が1000人以下の言語が対象となった。

 

廃止となったのはデンマーク語、ラトヴィア語、リトアニア語、ノルウェー語、スェーデン語などで、放送時間が短縮となったのはトルコ語やクロアチア語、ドイツ語など。一方、人口が増加したロヒンギャ語、モンゴル語、チベット語が新たに追加となった。

 

2016年に実施された国勢調査によると、過去5年間で130万人以上がオーストラリアに移住したという。また、487万人が家庭で英語以外の言語を使用していることも分かっている。SBSラジオの広報担当者は、英語以外の言語で国内のニュースを提供する媒体として、重要な役割を果たしているとの認識を示し、「新たな生活を始める上で、自分の言語で情報を得られることは大切なこと」と話した。

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