【シドニー12日AAP】12日午後7時30分ごろ、シドニー沿岸部ボンダイで、サーフィンをしていた男性がサメに腕をかまれた。
左腕をかまれた男性(33)は、現場にいた複数のサーファーに支えられながら海岸に戻った後、セント・ビンセント病院に搬送された。警察のスポークスウーマンは、現場には遊びに来ていた医師が何人かいて男性に対し止血処置を施したと話した。
サーフィン雑誌会社に勤めるジェームス・マクイントッシュさん(29)は、男性がサメに襲われた時、沖へ出ようとしていたところだった。彼は岸へ戻り、足ひもを止血帯にして男性の腕部に締めつけた。「その足ひもをできる限り強く締めたんだ。止血帯をしたらすぐ出血は止まった」とマクイントッシュさん。「被害男性はもうダメだと思ったようで、妻(もしくはガールフレンド)のリサに愛していると伝えて欲しいと言っていた」とも話した。
ボンダイで最後にサメ襲撃事件があったのは1929年。14歳少年と39歳の男性が襲われ死亡した。また今月11日朝には、シドニーのウールムール沖で海軍ダイバーがサメに襲撃され手を切断、脚部の一部も失う可能性があるとされている。