【キャンベラ15日AAP】VIC州の山火事で被災した地域のスポーツクラブや教会、幼稚園などに、必要な備品を提供するようにと、リンゼイ・タナー金融大臣が呼びかけている。
タナー大臣は16日、一般市民が被災者の心の癒しにおいて多大な貢献ができると述べており、「被災地のクリケットチームは練習場や道具を失い、幼稚園では玩具や本などが必要とされるだろう」「VIC州やオーストラリア国内のコミュニティー団体や組織が、お互いに協力して、必要な物を被災地に提供することを期待している」とネットワーク10にコメントしている。
タナー大臣は、政府には建物やインフラの再建に必要なだけの資金援助を出す準備ができているが、被災者の心の面での回復については、コミュニティが果たすべき役割があるとしている。
政府もしくは民間企業に対する集団訴訟が起こされるという憶測が飛び交っていることについては、タナー大臣は、集団訴訟が起こされた場合、提訴されるのは第一義的な責任を担っているVIC州政府になるだろうと述べた。