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NSW州で洪水発生 住人500人が孤立

 【シドニー15AAP】NSW州各地で降り続く雨で洪水が発生し、同州北部のベリンガー・バリーの住人500人が孤立している。

 NSW州緊急サービス(SES)のスポークスマンはソーラの上流部で生活している住人は3メートルもの洪水によって孤立した状態に陥っているとした。現地の状況は細かく監視されており、今後の対策は15日の降水量によって決定される。スポークスマンは「この地域は1、2年に1度洪水が発生する。ほとんどの人が洪水に対する準備ができており、水や食料の蓄えがある」とした。

 ハンター・バリー地域や北中部沿岸のポート・マッコリーでも局地的に洪水が発生している。SESによると、週末に記録的な豪雨に見舞われたNSW州西部のバークでは清掃作業が現在も続いているという。豪雨によって家が被害を受けたと報告を受けた件数は25件で、現地のインフラにも影響が出た。今回の洪水はダーリング・リバーの氾濫によって発生したのではなく、ポンプや水道システムが浸水したことが原因だった。

 SESによると、NSW州各地で発生しているこの雨は少なくとも18日までは続き、シドニーでは17日に激しい豪雨になることが予想されるという。

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